国立ファーム&農家の台所スタッフの農家研修ノート

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第142回 横浜ランドマークタワーの見える農園のこだわり野菜

こんにちは。ブランド部の石田です。

初レポートです♪


1121日、横浜の神奈川区の有田農園に訪問してきました!

恥ずかしながら、神奈川区と聞いてピンと来なかったのですが、

横浜の都市エリアなんですね。


そんなところに畑が?

イメージが沸かないまま、有田農園へ向かい出発しました。


有田農園は、高台にあります。

農園に向かうにつれ、どんどん緑が増えていきます。

道中も、木々の間から開けた景色が広がり、とても気持ちの良い場所でした。


有田農園に到着すると、お家からさらに急勾配の道を抜けて畑に向かいます。




この坂道が、「木のトンネル」のようで、とても素敵なんです!

そして、「木のトンネル」を抜けると、この景色!!!!!




澄み切った空に、青々とした畑が広がります。

思わず、「気持ちいい〜」と深呼吸。

遠くには、富士山。そして、ランドマークタワーが!




本当に横浜なんだなあと実感しました。


そしてこのきれいな畑。




きれいなんです、本当。

隅々まで、きれいに並んでいるキャベツ、ブロッコリー、カリフラワーなどを見ていると、

「全てに手が行き届いている」有田さんの丁寧なお仕事ぶりが伺えます。


こちらが、そんな丁寧なお仕事をされている農家の有田さんです。




有田さんちの野菜は、「野菜のポルシェ」というブランドで販売されています。

「ボルシェ」並のクオリティだというプライドと、

そのプライドを胸に農作業をするという気持ちの現れなのだそう。


「この名前、友達には笑われるんだよねえ」と照れくさそうに笑っていました。




その、プライドが、この畑にも現れているんですね。




お土産にといただいたカリフラワーも、真っ白で美しく、

ずっしりと身が詰まっていて、とても美味しそうです。


今日はそのこだわりのひとつの「堆肥」を見せていただくことに。


私の背より高く積まれた堆肥!




この堆肥、もとは横浜の養鶏場や、牧場から譲っていただいている鶏糞、牛糞とのこと。

また、その養鶏場のにわとりも、牧場の牛も、どんな餌を食べているかをしっかり管理をしているので、安心して、堆肥に使うことができます。

(品質の悪い餌を使用していると、糞に生育に良くない成分や雑草の種などが混じり、

良い品質の堆肥が作れず、結果、野菜にも影響を及ぼし兼ねません。)



また、面白いのが、牧場の牛たちの餌に、地元のビール醸造から出たビールかすを使用しているということ。

その牛小屋を掃除した時にでる牛糞やふすまがまとめて、農園に運ばれ、堆肥のもととなるのです。


ビール酒造→牧場→農園 と、横浜内でサイクルをしているんですね。面白い!



そんな有機物をこまめにひっくり返し、たくさん空気を含んだ堆肥は、とっても良質。

触ってみると、ぽかぽかと温かく、ふかふかで気持ちがいいです。




思わず、腕を堆肥の山に突っ込みたくなりましたが、

おっと・・・これは堆肥でした(笑)


ふかふかしているのは、堆肥をこまめに混ぜ込んでいるので、しっかり空気を含んでいるから。混ぜ込む作業は、手間がかかりますが、有田さんは、月に1回のスパンでこの作業を行っています。


「トラクターで作業するから楽しいんだよ。それに寒くなってくると、この作業は温かいからいいんだ。」と有田さん。


有田さんが、ガバっと堆肥の山を堀り起こしました。

モクモクモク・・・




立ち上る湯気!すごい!砂風呂みたい!

掘った先には、白い放線菌が見えます。




湯気も、放線菌も、しっかりと発酵が進んでいる証拠なのだそうです。


良い堆肥を作るのは、手間と時間がかかりますが、

おいしい野菜作りは欠かせない大切な行程です。


しかし、良い堆肥も「使えば良い」という訳ではないようです。

野菜としっかり会話をして、必要なときにはやり、

必要ではないときにはやらない。


また、いつも同じ堆肥ではなく、少しずつ内容を変えているのだとか。


「野菜もお腹いっぱいだったら、ご飯はいらないし、

ごはんもいつも同じ味だと飽きちゃうでしょ?」


という有田さんの言葉に、野菜への愛情を感じました。


そんな手間ひまをかけた、有田さんの野菜は、

味に深みがあり、野菜のうま味が引き立っています。


そして有田さんのもう一つのこだわりの農業機械を紹介していただきました。




トラクターは、ピカピカに磨かれ、自家用車と一緒のガレージで大切そうに置かれていました。




また軽トラは、プレートやタイヤのホイールがピカピカ!

このトラクターも軽トラも大切にされていることが一目稜線。

今でも、トラクターのデッキはカセットで販売されているそうですが、

有田さんは、自ら改造をして、全てのトラクターのデッキをCD使用に変え、

スピーカーを搭載したそうです。


それもこれも、大好きな永ちゃんの音楽を聞くため!

トラック運転手時代は大声で歌いながら、仕事をしていたり、

着メロは新曲だったり、12月にライブに行ったりと、

筋金入りの永ちゃんファン。


こんな景色のいい畑で、大好きな音楽を聞きながら、農作業。


土にも、堆肥にも、トラクターにも愛情が溢れた有田さんの

こだわりの野菜たちは、「野菜のポルシェ」として、


二子玉川ライズ東急ストア内農家の台所コーナーにて販売しています。

12月からは、カリフラワーも登場する予定です。

お楽しみに!

















| 国立ファーム&農家の台所スタッフ | 神奈川県 | 16:13 | - | - | pookmark |
第66回 三浦半島!鈴木浩之さんの畑に挑む!
本日、三浦半島で有名な神奈川県横須賀鈴木浩之さんの畑に
農場研修に行ってまいりましたので、国立店の菅原がご報告致します。

三浦半島到着・・・・
周りは山も海も見え、そして畑があり、とてものどかな世界が広がっていました。


こちらが本日お世話になる鈴木浩之さん(左)と奥さん(右)です

三浦半島は三浦大根が有名だけあって、土地が農業に適しているのだそうです。

そのメリットとして、

黒ボク土(火山灰土壌)
・海から来る潮風のミネラル分が野菜を美味しくする
・暖かい気候
・首都圏に近く、買い手がいる
(市場、農協、宅配、直売、スーパーなど色々な売り方が出来る)


そして、この三浦半島の土地を利用し、鈴木裕之さんは
有機・無農薬農業にこだわっていらっしゃいます。

そのこだわりとして、何と・・・・

土にコーヒーウーロン茶のカスを堆肥として使用しているんです

それでどう堆肥になるのかと言いますと・・・

まずコーヒーウーロン茶のカスを発酵させ微生物を育てます。
そして、その微生物のエサとなるガムシロや糖蜜、
居酒屋の生ゴミなどの糖分を一緒に与えることで、
堆肥として土の中の微生物を活性化させています。


さらに鈴木浩之さんは堆肥を普通の畑の何倍も使用し、肥料はほとんど使っていません。

なぜそんなに堆肥に力を入れ、地力を高めさせているか?

ブロッコリーを同じ畑で12月と3月に2回も収穫(地力がないと2回も収穫出来ない)するので、
連作障害が起きないようにするためなんです。


そんな鈴木浩之さんの畑で、ブロッコリーの定植と里芋の収穫をさせて頂きました。

ちなみに鈴木浩之さんの畑では30種類の品種の異なるブロッコリーを
栽培しているそうです。
そのうち10種類は毎年新しい品種に挑戦しているそうです。

まさに温故知新!

さらに、その30種類どこの畑のどの部分に定植しているか
頭の中ですべて分かっているそうです。

驚くべき記憶力!

こんな話をされていたときの鈴木浩之さんは、本当に農業が好きなんだと
感させるくらい楽しそうに話されていました。

奥さん曰く、鈴木浩之さんはテレビを見ながら農業の本を読み、
農業の本だけ置いてある専用のお部屋があるそうです。

本当に農業が好きなんだと分かるエピソードでした。


そして、いざブロッコリーの苗を定植しよう!と畑に足を踏み入れた瞬間・・・・

ここは・・・ベッドの上か

衝撃が足から体中を浸透していきました。
ふっかふかの土・・・今すぐにでも寝そべりたくなるような柔らかさ


そんな土を踏みしめながら、作業に没頭!

そもそも三浦半島の農家さんは大根はもちろんですが、キャベツを作るのも盛んなのだそうです。

それなのになぜ鈴木浩之さんはブロッコリーを栽培しているのか!?

それは、ブロッコリーは草の身長に負けないで成長するからなのだそうです。
キャベツなどは草に覆われてしまうそうです。

でも・・・・・本当の理由は・・・
涙なしでは語れないストーリーがあります。

それは、鈴木浩之さんの奥さんは腰が弱いため、腰を屈めなくても収穫出来るためです。
また、大根やキャベツは重量が重いので腰に負担が掛かりますが、
ブロッコリーは軽いので負担が掛かりません。

このとっても愛に溢れた理由から、ブロッコリーを選んだそうです。
何て感動的なエピソード!

そんなお話も聞きつつ、あのまっさら土地にブロッコリーの苗が綺麗にそびえ立ちました。

途中、ブロッコリーの苗がなくなり補充しに行った畑には・・・あの三浦大根が!


この写真は真上から見た三浦大根の葉です。
葉が寝そべり、花のような形になっていました。
三浦大根は1月に収穫するそうなので、今回は観察するだけでした・・・残念。


ブロッコリーの定植が終わった後は、里芋の収穫をしました。

里芋の収穫はほとんどのメンバーが初体験!

収穫の仕方は・・

まず、余分な茎の部分を鎌で切り落とし、根っこの周りを桑で堀り、
里芋の根自体を土ごと掘り起こします。



こちらが里芋の根です。

根の周りにポコポコついているのが一般的に食べる里芋の子です。
全部とった後、残るのが里芋の親の部分。この親の部分は食べられません。
次の種として使えそうですが、腐りやすいので捨てるそうです。
種として使うのは、里芋の子を使うそうです。



メンバー一同里芋の収穫に手こずる中、鈴木浩之さんの
収穫の手際とスピードといったら電工石化のようでした。

まさにキレが違う!


里芋収穫!
たくさん収穫できました。


里芋の収穫も終わり、最後に見晴らしいの良い丘の上に連れてって頂きました。


海ー!
今にも叫びたくなるような綺麗な景色が目の前に!
一同癒されつつ本日の作業終了です。



後ろ列左から2番目の方は、研修生の清水さんです。

鈴木浩之さんと奥様ありがとうございました
土作りに対しての考え方、農業に対する姿勢とても勉強になりました
また是非訪問させて下さい


<本日のメンバー>
小野 (国立ファーム 商品部)
伊藤 (農家の台所 国立店)
佐野 (農家の台所 国立店)
菅原 (農家の台所 国立店)
中川 (農家の台所 恵比寿店)
山岸 (農家の台所 恵比寿店)
斉藤 (農家の台所 恵比寿店)
| 国立ファーム&農家の台所スタッフ | 神奈川県 | 22:14 | - | - | pookmark |
農家の台所 WEB SHOPにて販売中
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