国立ファーム&農家の台所スタッフの農家研修ノート

スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

| スポンサードリンク | - | | - | - | pookmark |
第150回 静岡 初体験!農家さんからこんなこだわり聞いてきました

こんにちは、今年の4月から入社いたしました
商品部の遠藤と宮地と申します。
わたしたち身長差20cmのでこぼこコンビです!(167cmと147cm)

(左:遠藤 右:宮地)






今回は静岡県にある3件の農家さんの所に訪問してきました!!



静岡県 静岡市
鈴生さんご紹介

「おいしさを求めて」が、鈴生さんの合い言葉
鈴生さんは3兄弟で枝豆、レタスを中心に栽培しています。

三兄弟の三男 靖久さんです





こちら何に見えますか?









近づくと・・・・・・・










枝豆なんです
品種名:湯あがり娘

湯あがり娘は、茶豆独特の甘い香りとコクのある味が楽しめます!
   

鈴生さんのこだわり

・味をもとめるために品質管理をしっかりする
・お客様にはなるべく新鮮で採れたてを届けたい



作物は日中に養分が失われていくので、旨味が減ります。
日中に光を浴びて夜中に養分が蓄えられるため深夜の2時から収穫します。

深夜の2時に収穫することで蓄えた養分をキープしたままお客様にお届けできます。




この畑はなんで灰色をしているのかというと・・


実はもともとが川だったため石がゴロゴロしているんです!!
そのため機械で土を掘り起すことに向いてはないんですが、
この畑は水はけがよいので雨が降った時は恵まれた土なんです。




他の枝豆と何が違うんですか?

「普通の枝豆と比べて鈴生の枝豆は淡い色をしている
化学肥料を使わないようにしているから淡い色になる」


だから他の枝豆より自然な香りとコクのある甘みがあるのです!!




そして!



こちらも忘れてはいけません!!

「枝豆育ちのレタスです」

出荷時期 11月中旬〜5月中旬



マメ科の枝豆とキク科のレタスは相性が抜群なんです。

枝豆は、空気中の栄養分(窒素)を根粒菌が根に溜め、
それを栄養分として成長する特性があります





こちらの丸い粒が、根粒菌です!


枝豆を育てた後に出る根粒菌が混ざった土でレタスを育てることで
美味しいレタスができます!!




実際にレタスの収穫を体験させてもらいました。

「ポイントはレタスの玉を守るために3枚の葉をつかみ包丁でサクッと切ること」



農家さんに収穫が上手とほめられていました!!


私は・・・



まるごと採ろうとしてしまい全然ダメでした・・・

恥ずかしながら畑でスッ転ぶという思い出ができました。
みなさん畑では転ばないように気を付けましょう。




鈴生さんありがとうございました。







続いては・・・静岡県浜松市

ふぁーむやまいちさんをご紹介

すごくくっしゃとした笑顔で笑う大賀さん。




そんな優しさあふれる大賀さんが育てているのは・・・・
ミニきゅうり!!
かわいい!!初めて見ました!!
 
その名もこたろう


 

 
 ボールペンよりも小さなキュウリです!
 
でもなぜミニきゅうりなのか?
それは大賀さんのこだわりで、周りの人と同じことをするのがイヤだからだそうです。
そのため、普通のキュウリとは違って、土耕で隔離して栽培しています。


↓地面に直接植えずに、栽培するための場所を確保し育てています。
 そのため、地面から浮いているようにみえます!


こうすることで、自分の思い通りに肥料分や水分が調整できて、
生育状況に合わせて微調整が可能になるみたいです。

 
また、ミニキュウリは大きくなり過ぎると歯ごたえや食感が変わってしまいます。

そのためきゅうりの収穫し忘れに注意しています!!
なぜなら、一般のキュウリよりも伸びるのが早いため、
大事なのは毎日欠かさず一本一本の成長を見てあげることなんだそうです。


 

 

実際にミニきゅうりを試食すると、
シャキッとした歯ごたえで、ほんのり甘く優しい味がしました。
くさみがなく、甘いので子供にも反応がいいようです!

ヨーロッパの方では、スナックキュウリと呼ばれているようです。
 

おすすめの食べ方は、 一本まるまる浅漬け!
年配の方には、味噌漬け!



また、ふぁーむやまいちでは、衛生管理に特に気を配っています。
とにかく手をよく洗い、食品を扱っているため、出荷作業は白衣を着て行っています。
農家さんの作業場では珍しくステンレスの棚を使用しています。





細かいところまで気を遣う大賀さんは、とっても負けず嫌いで、周りからできる訳ないよといわれると
やってやる!という気持ちが燃えるそうです!
だからこそ、今回も無理だといわれてもあきらめずここまで試行錯誤しながらやってきたそうです。
そうすると、認めてもらった時が何倍もうれしく、それがやりがいとなるといっていました。

そんな大賀さんがお客様に伝えたいこととは・・
ミニきゅうりは、おすすめの食べ方はいくつかあるが、
なにもつけなくてもほんのりした甘みがあるということ。



大賀さん貴重なお話ありがとうございました。







最後に・・・静岡県浜松市
谷野ファームの谷野さんをご紹介

どんな方なのかな〜とワクワクしながら向かいましたが、
とっても小柄でキュートなおじさんでした。

谷野さんには、リーフレタスとトマトとアスパラガスのハウスを見せていただきました。
レタスはなんと常備9種類あり、きれいな真っ赤に染まったレタスを目の前に栽培について語ってくれました。





谷野さんは水耕栽培でレタスを育てています。
野菜は育つ段階によって必要とする栄養素が変わるため、
水耕栽培は栄養素が調整しやすいので適した育て方だそうです。
また病気を防ぐために、土耕ではなく水耕栽培にしているそうです。

水耕栽培とは、土を使わず水を循環させて、野菜を育てるやり方です。
水に必要な培養液を混ぜて循環します。


谷野さんの作るリーフレタスは、全体が本当に赤くて、きれいな色味をしていました。
こんなに赤く染まった野菜を見たのは初めて!
レタスの葉が赤く色づくには、紫外線が必要で、
一般的なハウスのビニールは紫外線を通さないため、
谷野さんの場合は紫外線を通すビニールを貼っています。

しかし悩みどころなのは、紫外線を通さないビニールは虫が入りにくい環境になるが、
紫外線を通すビニールは虫が入ってきてしまうところだそうです。



つづいて・・・
さて、これは何の畑でしょうか?




見てびっくり!!アスパラの畑です!!
アスパラってこんなに背が高くなるんだ!!
普段食べているアスパラからはまったくイメージがつきませんでした。

これは立茎栽培といって、高く伸びたアスパラの根から小さなアスパラへ栄養を与えているそうです。
葉を伸ばして栄養を蓄え、新しく出てくる新芽=(アスパラガスの食べる部分)を収穫します。

アスパラの間から熱心に語る谷野さん。




ふと足元の方を見てみると、なにか乾いたものが蒔いてありました。





聞いてみると、これは周りに竹やぶがあり、
荒廃した竹やぶを管理する際に出た竹を、チップにして堆肥として使用しているそうです。
竹チップは微生物を繁殖させ、栄養を吸収しやすくしてくれるらしいです。

そして、実際に目の前に生えているアスパラを取ってそのまま食べさせてくれました。
生だと青臭さがなく、なによりも甘かったです。


最後にトマトのハウスを見せてもらいました。
トマトは五種類育てていて、足元の方をみてみるとそこにも竹チップが蒔いてありました。





また、トマトでは接ぎ木という育て方をしていて、
二種類の苗をつなぎ合わせることで、丈夫においしく育てています。

例えば、味はいいけど根っこが弱っていたり、
根は強いけど味がいまいちというもの同士を融合することで
いいとこ取りの融合したものができるんだそうです。


トマトはまだ色がついてないものもありましたが、これから完熟して出来上がるのが楽しみです!

谷野さん貴重なお話ありがとうございました。


最後に谷野さんとも営業三姉妹でパシャリ!
またお会いするのを楽しみにしています!


 
| 国立ファーム&農家の台所スタッフ | 静岡県 | 20:30 | - | - | pookmark |
第133回 レタス三兄弟の片思い

こんにちは。
二子玉川ライズ店の小野と申します。

今回農場研修でお邪魔致しましたのは
静岡県の株式会社 鈴生さん、レタス三兄弟のレタス畑にお邪魔致しました。

ご覧ください。このレタス畑を!
とてもきれいですよね。



今年の
夏も大人気だった『俺たちの枝豆』のレタス三兄弟のレタス畑です。
その美味しかった枝豆がそのまま丸ごとたい肥になった畑で育った
甘ーいレタスがこちらです!!

とても瑞々しく甘いんですよ!

研修生のみなさんと暗い早朝から収穫し、出荷されています。

これが甘く美味しいレタスの証拠です。



見えますか?この葉のボコボコ。これが甘い証拠なんです。
この葉のボコボコを増やすために、日々レタスに片思い中のレタス3兄弟。

キク科のレタスを甘くするのは、大変に難しいことです。

レタスは苦みがあって当たり前の野菜。
このレタスが甘くなった理由はあの大人気だった『俺たちの枝豆』を
たい肥に使ってからだそうだ。
ただ、なぜかは、レタス三兄弟もまだ解明できていないそうです。

とにかく、甘くて美味しいこのレタスは食べてみなくては分かりませんよ!!

自分の色に染まらない、落とせない女を追いかけているようだと話す
レタス三兄弟のこのレタスへの愛情は半端じゃありません。


美味しいは人によって違います。ただ、この子たちが何をしてほしいか、どうしたら喜んでくれるのか、こんなにもレタスへ片思いしている方々が栽培したレタスは他にはありません。

是非、一度二子玉川ライズ店に足をお運びください!
私がレタス三兄弟の美味しいレタスをご紹介いたします。



本社ブランド部 加藤
BBQファーム 小野
新宿店     富田

| 国立ファーム&農家の台所スタッフ | 静岡県 | 23:30 | - | - | pookmark |
第123回 トマトの鈴木さん、レタス3兄弟(鈴生) さん 農場研修
訪問先:トマトの鈴木、レタス3兄弟(鈴生)


こんにちは、経理部の加藤です。

今回はトマトハウス、枝豆畑を見学するため、静岡へ行ってまいりました富士山


私自身は、今回の農場研修自体が初参加なのですが

静岡の記事は〜と、このブログを遡ってみますと...ありました!

2009年のこの時期に、レタス3兄弟こと

鈴木貴博さん、崇文さん、靖久さんにお世話になっております植物

今回も、よろしくお願いいたします!!




梅雨らしい雨と...濃い霧の中。

冒頭のレタス3兄弟さんの前に、まずはトマトハウスへ。

トマトの鈴木さん

トマトの鈴木さんにお会いしてきましたundefined

その土地によって好まれる色や大きさに改良されてきたトマトは
なんと8000種以上もの品種があるそうですが

鈴木さんが魅了されたトマトはご自身でゆめと名付けたフルーツトマト

味と食感を追求した、食味にこだわった、フルーツトマトです。

羊羹の食感が一番美味しいと自負している鈴木さんが10年の歳月をかけて追求した、


鈴木さんのハウスでしか育てられないトマトなのです。


何故かといいますと

秘密は「土」にあって、他の土壌で同じトマトを育てようと思っても、
育たない
そうです。
土づくりから、こだわり抜いたトマトなのですね。


色味も豊富で、赤、黄色、オレンジ、翡翠、白、ブラックなどなど!

カラフルなトマトが鈴生りになっていて、とても楽しいハウスでしたundefined

また翡翠と名付けられた品種は、切ってみると更に驚きますが
中のゼリー部分が本当に翡翠みたいに綺麗な色をしています。

写真でお見せできずに残念です
農家の台所でぜひ、ご覧になっていただきたい!と思いますundefined


トマトのうま味と酸味はゼリー部分に、甘味成分は皮と実の間に含まれているのですが

櫛切りにしてしまうと皮の部分が多くなって
鈴木さんこだわりの「羊羹の食感」が落ちてしまうので、

鈴木さんとしては、ぜひ輪切りにして召し上がっていただきたいそうです。

櫛切りが一般的になっているトマトですが
この鈴木さんのトマトは輪切りにしてもゼリー部分が抜け落ちないので、
安心して輪切りにすることができます!

水分が少ないので、輪切りにしてピザに乗せても美味しくいただけるそうですよundefined







続きまして、レタス3兄弟こと鈴木さんの枝豆畑へ...また鈴木さんですねundefined
根っこと土づくりにこだわる、今回は長男の鈴木貴博さんに語っていただきましたよ。

レタス三兄弟さん

根っこは普通下へ向かって伸びようとするのですが

細かく細い根を横へ広げていくことで

地中の栄養分を効率よく吸収するから美味しい野菜が育つのだそうです!

「レタス3兄弟」の名前の通り、美味しいレタスも作っているのですが
そのレタスを育てる土のために枝豆を育てているのだそうです。


甘くキメが細かい最高のレタスを作るために最高の枝豆を作る!
最高の枝豆だからサヤをはずした樹だって最高なはず!
これを捨てるなんてもったいない!!


だから畑に入れる。


枝豆の樹を戻せば畑が治るの考え方を基に、

サヤ出荷したあとの枝豆の葉茎を土に戻して緑肥とすることで、
自然の循環を逸脱しないようにしているのだそうです。


その成果として、レタス3兄弟さんの作るレタスと枝豆は淡い緑色をしています。


化学肥料を使っているとこうはならずに、濃い緑色になってしまうのだそうです。

そういえば私は......濃い緑色の枝豆しか見たことがありませんでした!undefined

採りたての枝豆を生で食べさせていただきましたが
私の知ってる枝豆ではありませんでしたundefined こちらもぜひ農家の台所で!!



2人の鈴木さん、ありがとうございますundefined

お二人とも、雨に打たれながら畑を案内してお話してくださって、
畑に対する誰にも負けない情熱を感じました。

今後とも、どうぞよろしくお願いいたします!


集合写真

 ◆農場研修参加者
 広本(新宿3丁目店)
 吉田和明、三浦正和(銀座店)
 関、原(立川店)
 佐藤(国立店)
 谷口(商品部)
 加藤(経理)
| 国立ファーム&農家の台所スタッフ | 静岡県 | 09:47 | - | - | pookmark |
第17回 静岡レタス3兄弟との出会い!!
新卒関野です!!
ついに来ました静岡のレタス3兄弟
今日は静岡葵区の枝豆、レタスを主に作っている鈴木貴博さん崇文さん靖久さん3兄弟を訪問させていただきました。
兄弟3人でお父様から農業を受け継ぎ日々改善をしながら頑張っている農家さんですよ

さっそく!!
着き次第まだ暗い中枝豆の収穫が始まりました。
みんな3兄弟の長男、貴博さんの指揮のもと頑張っていますね

ちなみに普段は5時に起きて5時半から作業を開始するそうです。
農家さんにとって早起きは基本なんですね


左で住田に熱く語っているのが長男の貴博さんです。




収穫が終盤に差し掛かってきた時にはすでに夜があけてきています。



来たときよりも美しく
鈴木3兄弟さんのご指導の下、畑はこんなにキレイになりましたよ


 
最後にみんなで集合写真。
最前列 左から 次男 崇文さん 長男 貴博さん 三男 靖久さん
みなさん男です。

中段一番左が鈴木3兄弟のお父様です。
上段が当社社員左からわたくし関野、伊藤、横田、ひろもと、山口、市川、住田です。
ちなみにカメラマンで写っていないのが今回のコーディネーター豊浦です。



次は湯上り娘という品種の畑へ
貴博さんがこだわりを熱く語っています。
湯上り娘については根の張らせ方が重要だそうです。

下に垂直にのびていく根より横に伸びる根を目指しているそう。

理由は土の表層近くに根を張らせて空気中の窒素を固定するため。
これを根粒菌による窒素固定と言います。
(野菜が育つためには三大要素、窒素、リン酸、カリが必要なんですよ)

これを実現するため鈴木さんはガラスケースの中で枝豆を育て根の張り方を研究したそうです。
本当にまっすぐものづくりをしている農家さんということが伝わってきました。

ちなみに鈴木さんの畑ではこの根の張らせ方がうまく出来ているため普通はする風で倒れないためのロープもしていません。目に見える形での努力の結晶ですね


ところで何故レタス3兄弟なのに枝豆を生産しているかと言いますと
「レタスの為に枝豆を作る」です。

枝豆をサヤ出荷して、残った樹(茎葉)を畑に戻す作業をしています。
残った樹(茎葉)を土に戻す事で肥やした土作りをしているんですね。

枝豆は根粒菌がつきやすいので空気中の窒素を取り込む力があります。
土に過剰な肥料が少ないということは、施肥窒素が少ないということです。それは、草と同じような育ち方といえます。細胞が緻密で体内に硝酸が残っていない。
おいしい枝豆を育てて出た茎葉によって、レタスがおいしくなる。
素晴らしいサイクルなんです。


湯上り娘と言う品種の枝豆の畑



これは根こそぎ採った枝豆を茎・葉と、実に分ける機械の内部です。
タ〇リクラブ的マニアックな好奇心でいっぱいになりました。


次の工程は枝豆の選別
上から流れてくる枝豆をA品、B品(茶色に変色、1粒もの)C品(実なし、傷物)に分けてゆきます。

ここでも貴博さんがひとつひとつ丁寧に説明してくださりました。



そして最後にこの機械できれいに洗浄。
実を傷つけないよう洗浄する時間を見極めなければいけません。

洗浄した枝豆を乾燥させパックして完成。
これでやっと出荷です◎




高橋社長と鈴木3兄弟が歓談しているシーンです
話は盛り上がり予定時間を大幅に超えました。


最後にみんなで集合写真。
若い力で農業、しいては農業から日本を、そして世界を変えてゆきます。


◇今回の参加者

豊浦(国立ファーム商品部)
山口(語り部)
広本(立川物流センター長)
伊藤・市川(農家の台所 国立店)
関野(農家の台所 恵比寿店)
横田修(てしまんま 立川高島屋)
住田(楽天農家の台所)
| 国立ファーム&農家の台所スタッフ | 静岡県 | 21:57 | - | - | pookmark |
農家の台所 WEB SHOPにて販売中
CALENDAR
S M T W T F S
     12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
31      
<< March 2024 >>
国立ファームグループ
最近の記事5件
訪問先エリア
アーカイブ
農家の台所 WEB SHOPにて販売中
ブログリンク
モバイル
qrcode
プロフィール
SPONSORED LINKS