こんにちは!
今回のレポートは、入社から半年を経てようやく農場研修に参加することができた石川がお送りします。
<本日の訪問先>東京都東久留米市の岸良晴(きし よしはる)さんの農場です。
「アスパラの定植」第2弾です!
前回の作業で植えきれなかった分の株を植え込んでいきます。
さっそくスタート!
▲前回も参加している舟山(ふなやま)/左、服部(はっとり)/右が率先して穴掘りをしています。
前回植えたアスパラの株の隣に、今回植えるための穴を掘っています。
穴を掘り返したところへ、株をポイポイ置いていきます。国立店・野主(のぬし)が全体の動きを先読みしてます。前回の農場体験を活用していますね、素晴らしい!
さて、今回お世話になっている岸さんは、というと?
あっ、いらっしゃいました!
恵比寿店の大崎に堆肥を出してくれています。
大崎も前回参加メンバーです。岸さんのすぐそばについて、何でも吸収しようという意気込みを感じます。
というわけで、前回から引き続き参加しているメンバー服部、舟山、大崎、野主は段取りをわきまえて、自主的に動いていますね〜。よしよし。
作業はいたって順調。掘った穴に堆肥をまいていきます。
サラサラな堆肥ですが、牛糞も入っています。牛糞のニオイがしないというのが驚きです。
なにやら野主があやしい動き・・・。ちょっとインタビューしてみましょう。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
生まれて初めて土を食べました、あと牛糞!
"黒っぽくてポロポロとやわらかい岸さんの土"
"臭くはないけど、一年間熟成させた牛糞堆肥"
味は、わからない・・・香ばしい・・まろやか・・
つい飲み込んでしまった。
不快感は一切なくて、お腹も痛くならない。
ということは・・・
『岸さんの畑は土まで食べられる!!!』
旨い土は口の中に残らないとのこと、
利き土の道は始まったばかりだ
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
堆肥をまき終えた穴から順にアスパラの株を植えて、埋め戻していきます。
仕上げには、表面の土をかきます。岸さんがお手本を見せてくれました。土をかいて、草が生えるのを妨げるのだそうです。
岸さんは、一つ一つの段階で、丁寧に教えてくださいます
「こうして土の表面をかいておくと草が生えにくくなる。さぁ、やってごらん」
教わったとおりに土の表面をかいていきます。
※アスパラの株をうっかり踏み潰さないようにね!
作業はこれで終了!
……と思いきや、まだありました!
泥さらい。
見えますか?ちょっと見えづらいですね。
道路の側溝にたまってしまった泥。
雨が降って土が流れ出るということをなくすためにブロックを積み上げていらっしゃいます。ちなみに側溝にたまってしまう泥は、風などで舞い上がったもの。岸さんは、この泥をきれいに掃除していらっしゃる。
農場の近隣の方に気持ちよく暮らしていただくために、こうした細やかな配慮をなさっているのですね。
この泥をすくい取って片付けるところまでで今回の作業は終了となりました。
さて、岸さんのところで栽培中のものを見てみましょう。
まずはこちら。
これは、献夏37号という大根です。
きれいな幾何学模様を描いていますね。自然の造形美にはいつも驚かされます。
ところで、岸さんはビタミン緑大根の自家採種をしているんです。
このタネがうまいんだとか(市川、野主いわく)
大根としてもだいぶ育ってきました。
つづいてこちら「あやめ雪」。かぶです。
こんな一幕も……
岸さん:「にんにくって、いつごろ収穫すればいいの?初めてだからわかんないよ」
石井:「いやぁ、そろそろ良いと思いますよ」
わからないことを放っておかない、すぐに聞き返すのが素晴らしい岸さん。
おっと、そろそろ時間ですね。
それでは、全員集合!
お疲れ様でした!
普通ならここまでなんですが、
お昼ごはんにお弁当をいただきました!
岸さんのお帰りを待ちわびていたのは、愛犬「ラッキー」。
かなりの恥ずかしがり屋さん。
・・・
さて、岸さんのお宅を出まして、第1農場にも立ち寄りました。
うーん、まだまだ石がごろごろしています。
それでも穴を掘って、畝をつくって、マルチを張って……。
こうして少しずつですが、手を入れています。
どうぞお楽しみに。
<本日の参加者>・市川・野主(農家の台所 国立店)
・舟山・大崎(農家の台所 恵比寿店)
・服部(てしまんま/立川高島屋9階)
・石井・松尾・石川(国立ファーム 社長室・商品部・EC)
(文:石川)