国立ファーム&農家の台所スタッフの農家研修ノート

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第21回 みっちりびっしり!自然農法は楽じゃない……草むしり

こんにちは!
農場研修レポート、今回は農家の台所国立店の石川がお届けします。
 
★今回の訪問先は関野農園さん。
おところは埼玉県富士見市でございます。

関野農園研修090619いざ! 

今回はトウモロコシ畑の草むしりというお題をいただきました。 関野農園研修090619トウモロコシ
参加者中最年長の私は素手で奮闘。

土の手触り、草の根の手ごたえに命のたくましさを実感しました。
…というか、この草が手ごわい!全然抜けません。

 これを一日中繰り返して、くたびれてしまったわけです。
メモをとる手が震えています(苦笑
 
「やってみてわかったと思うんです。
普通なら除草剤を使いたくなるというのがわかるでしょう?」
とは関野さんの弁。

でも、除草剤を使わないのが関野さんなんですね。
 この手ごわい草の根を引っ張りあげると、自分のしゃがんでいる地面までもがぐらぐらします。
どこまで根を広げているのやら、空恐ろしい限りです。

 どうにか草を引っこ抜くと、わらわらと虫たちが這い出てきます。
ありんこだの、ムカデだの、名前のわからない虫たちがうようよと…。
虫たちがうじゃうじゃいる一方で、野菜たちは食い荒らされることも無く、
ピンピンと葉を広げているんです。
 
目に見える虫がこれだけ元気にうじゃうじゃしている、……
ということは目に見えない微生物たちも活発に活動しているはず!

微生物たちは、植物の生育に必要な窒素分を自身の中に溜め込んだり、
さまざまな形で土壌に放出していたりするそうです。
 「目に見えない土の中を、思い描くんです」と関野さん。
激しい雨がふっても微生物が持つ窒素分を畑の外にあふれさせないために
「マルチ」というビニールシートを使っているんですね。
さらに、排水性を高めるために「高うねマルチ」という構造を採用しています。
 


★さてさて。


農作物にとって「いい環境」とは何なのか、ということについて土壌検査を
行っているチームが関野農園にやってきたときの話をしてくれました。

 関野さんの畑の中で、生育状況の最も良い地点と最も悪い地点とを
化学的検査、物理的検査によって比較したそうです。
 結果は、化学的な違いは認められず、違ったのは物理的な違いだけだったそうです。

 ここでいう化学的な違いは肥料分の多寡で、いっぽう、物理的な違いは「土の硬さ」です。
単に硬いかどうかでなく「硬い地層がどの深さにあるか」とおっしゃっていました。
この硬い地層のことは、硬盤層(こうばんそう)といいます。 土の中は、ある一定以上の深さにもぐると、地熱の恩恵で外気温の影響を受けにくくなり、冷夏でも害を受けなくなるそうです。
その深さまで根を伸ばすことができれば、たくましく、立派に育つのだと。
 
関野さんの話はとどまるところを知りません……。
 「いっぺんに難しい話をしてもわからないと思うので」と関野さん。
「新しい本、いまどきの本には書いてあることなんだけど、きちんと読んでいる人は少ないよね。
めんどくさがって読まない人が多い」
「自分の既成概念を覆されると人格否定されたと思って猛反発する人もいる」ともおっしゃっていました。


★そういえば、
今回訪問するにあたって、われらが国立店のタジンシェフ・吉田が
大いにわめいておりました!

「俺に行かせてくれ〜〜頼むから行かせてくれ〜!
 パオーン!!」
と。
 
なぜそんなに吉田が行きたがったのか?
それは、野菜がうまいからなんです

同じ品種なのに、他とは全然別格の仕上がりになっているからなんです。
と、申しておりました。

今回お手入れをさせていただいたトウモロコシがいつごろ食べられるのかは
まだわからないとのことです。
「昔ながらのスイートコーンなので、いまどきのものと違ってベタベタに甘いということは無い。
でも食べ飽きない味です」と。
 
そういえば、トウモロコシの隣には「でじま」というジャガイモが花を咲かせていました。
早く食べてみたいところですね。
 あー!楽しみです。
 


★さて、
その関野さんですが、
農家の台所でおなじみの「選挙ポスター」にも
ご登場いただいていますので、ちょっとおさらいしておきましょう。

ポスターのキーワードはこれ →「無肥料党」


 
肥料を与えず、農薬もまかず、自然の働きを生かそうということです。
摘果や摘心なども、生命が本来持っている力を損なうことが無いように
行っていくとおっしゃっていました。どこまでも、一つ一つの命と向き合おうという関野さん。
 

炎天下で作業したあとには、心地よい風が
エアコンの効いた室内にいたのでは味わえない爽快感!!

 
最後にちょっとだけ鎌を使わせてもらいました。
ザクザクッ!
おおっ、楽だ!
 しかし、すでに握力の限界。
 
手伝いに来るベテランさんたちは、それこそ見事な手さばきで刈り進んでいくのだそうです。
一度みてみたいです。

終わってみて……。
畑のうねひとつひとつにも思いやりを感じる畑でした。
私も本当の意味でお手伝いになれるように、と思いながら畑を後にしました。
 思索の深まる、不思議な農場研修でした。

sekinosyugo
 
<今回の参加者>
商品部:谷口
農家の台所国立店:伊藤、佐野、石川
てしまんま立川高島屋:横田
 
(文:農家の台所国立店 石川)
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