「1a運動」担当の松尾です。
<本日の訪問先は2軒>東京都東久留米市:岸 良晴さん ・篠宮 仁さん最初に訪問させていただいたのは、
岸 良晴さん。
岸さんとの出会いは昨年の6月。
「1a運動」の説明会に出席下さったことから、大々的なお取引へと発展していきました。
ちなみに「1a運動」とは、極小さな面積からスタートする国立ファームの契約栽培方式。
詳しくはこちら最初は、根菜類の契約生産から取引を開始しました。
今回の農家研修の前進的活動として密かに活動をしていた昨秋。
農家の台所の料理長や、物流センター長、営業スタッフ…などなど、
生産の現場をお客様にお伝えするべく
ビタミン大根・紅化粧(ダイコン)・ひとみ五寸・博多金時(ニンジン)・あやめ雪(カブ)の
種まきをさせて頂き、その経験を接客へと生かすことが出来ました。
そして、今回の農家研修では、出荷が一段落したところでの
畑の片付けを行いました。
(前置きが長くなりましたが、これから本編です…。)
まず取りかかったのが、花になってしまった
ちぢみ小松菜の片付け。
花粉まみれになりながら、せっせと引っこ抜いて片付けていきます。
実はこのナバナ、蕾のものは非常に美味しいのです。
農家の台所のサラダバーでも大人気。特に株を丸ごと出荷して頂いていたので
ディスプレイとしても大活躍でした。
(あぁサラダバーの写真がないのが残念。。。)
作業開始直後ということもあり、余裕の表情を見せる 山口(恵比寿店)
花に隠れているのは 新卒 大崎(恵比寿)
続いて、分担して畑の石拾い、雑草取り、
ひとみ五寸(ニンジン)の収穫を
行いました。
あやべに五寸(ニンジン)の間に生えた雑草を抜く 成田(料理人)
畑の端に生えた
ナズナを抜く 新卒 高橋(竜) (国立店) と、
動きを見守る 横田(国立:料理長) 、山口
一人孤独に石拾いをしていた 伊藤(国立店)
ひとみ五寸(ニンジン)を収穫する 小野(本社)
最も作業を楽しんでいたのは、恵比寿店の山口。
何事にも興味を持って、積極的に岸さんへ質問をしていました。
岸さんとの話の中で皆が興味を持ったのが、ニンジンの話。
根菜類全般的にお客様の評価が高い岸さんですが、
一時、風味に若干クセのある人参が出荷されてきました。
ニンジンのクセがやや強くなったため、100%人参ジュース用で発注していた
店舗側は、急遽調理用へ振り替えるなどの対応をしました。
ところが、今回収穫させて頂いた
ひとみ五寸は非常にさわやかな味。
この時期になると完全に味が落ちてくるはずなのに、非常に瑞々しく、
甘みも出ていたのです。
泥付きのままかじりついていた皆が口々に「なんで?なんで?」と質問攻め。
岸さんのお話では、「実は一時別の畑に植えていたものを出荷した。」とのこと。
同じような土づくりをしていても微妙な畑の違いが野菜にハッキリ出てくるとは、
皆が大きな驚きを覚えました。
そして、今回収穫させて頂いたとっても美味しい
ひとみ五寸はしっかりと
「農家の台所」で販売させて頂きました。
一通り作業が終わったところで記念撮影。
来週からは、カブと夏ニンジンの播種を試験して頂く予定です。
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続いて訪問させていただいたのは、
篠宮 仁さん
人数が多く、予定より早く作業が終わってしまったため
せっかくの機会ということで立ち寄らせて頂きました。
現在、篠宮さんには新方式のミニトマト栽培への挑戦と、
もぎとりトウモロコシの生産を行って頂いています。
今夏、「農家の台所」のお客様を対象として、
畑でのトウモロコシのもぎ取り販売を行います。
まさに、お客様を勧誘するスタッフが畑を訪問することで、
篠宮さんの畑のロケーションのすばらしさと、
栽培へのこだわりを伝えられると期待しています。
約5000本が植わっている様子。
この畑では3品種(
味来14・ピクニックコーン・グラビス)を栽培していただいています。
すくすくと育っている
味来14ひとしきり話し終えたところで集合写真
これから頻繁に訪問させていただくことになるお二方。
販売最前線のスタッフとの交流は、生産者の方々にとっても非常に有意義であったと
感じています。
「こうやってお願いして栽培していただいている以上、豊作で余ってしまうような
事態になっても、メニューをしっかり考えて責任持って全量販売します。」との
料理長の力強い言葉。
流通主導ではなく、生産を軸とした新たな流通作りへの取り組みは
確実に成果を結びそうです。
さて、来週の種まき作業には誰を誘って行こうかな…。