こんにちは、農家の台所国立店6月入社の料理人 稲葉貴史です。
この度ようやく農場研修に行くことが出来ました。
今回は茨城県結城市 阿部田 誠さんの畑に行ってきました。
国立から車で約3時間数々の渋滞を乗り越えやってきました、
ファームアベタ!
挨拶をして早速作業の説明を受けました、
今回の作業は華おとめの下の葉を刈る脇芽かきと言う作業です、
夏の間は日陰を作るためにそのままにしておいたそうですが、
今は涼しくなり、病気防止のためにとるそうです。
注意点は間違えて幹を切らないこと、なるべく茎ぎりぎりで切ることです。
終始しゃがんだままの作業でしたので、
膝、腰の悪い私にとってはかなり過酷な作業でした。
たまに立って背筋を伸ばしながらの作業です。
昼食後私達は同じ作業を続け、
別のグループは隣のハウスで摘み取り作業を行いました。
この作業もしゃがんだ状態での作業。
結構辛い作業ですが、トマトの味見をしていい特権付き。
午後の作業ではこんな物を貸してもらいました。
タイヤ付き座椅子『ノンキー』
これに乗って作業したら大分腰が楽でした。
その後しばらく作業をした後、お茶を頂きながら、阿部田さんにお話を聞きました。
元々「華クイン」という品種を作っていたそうですが、
5年前からは、阿部田さんの代名詞となる品種「華おとめ」をはじめたそうです、
はじめは実が付かなかったりと苦労があったそうです。
栽培が難しく、華おとめを作り続けているのは阿部田さんだけだそうです。
花が咲いたら疑似受粉のための薬を花につけるそうですが
その際、葉の新芽にもかかってしまい、薬害になってしまって今苦労しているそうです。
ハウスの天井にUVカットフィルムを貼っていて、
紫外線を遮ることにより害虫が飛ばなくなることも聞きました。
美味しいトマトを作るために苦労や工夫をしていることを知り、
近代的な水耕栽培とはいえ、手作業による仕事もまだまだ必要だと感じ、
身体共にいい勉強になりました。
最後に集合写真!
帰りがけに阿部田さんのお知り合いの農家さんで
佐々木さんと言う方を紹介していただきました。
佐々木さんは水耕栽培を棚でしている方で、
この方法で出来ない野菜はほうれん草くらいだとおっしゃっていました。
主に大玉トマトを作っていて、最近はアイコもはじめたそうです。
夏にはメロンを作っていたそうで、
1つの株から摘果なしで130コ近く採れたそうです。
実が成っている物は少ししか無かったのですが、
1月くらいには摘み取りが出来るそうなので、是非また行ってみたいです。
初めての農場研修でしたが、最後にいい見学も出来てとても有意義な1日となりました。
阿部田さんありがとうございました。
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今回の参加者
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○農家の台所 新宿店
雨宮 斎
○ごはんや農家の台所 立川店
吉田
○農家の台所 国立店
綾部 竹村 稲葉 吉光