国立ファーム&農家の台所スタッフの農家研修ノート

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第121回 【仕入物語】アロエベラの巻
 普段の農場研修とはちょっと趣向を変えて、
商品部の農家さん訪問記。

今回は、アロエベラを育てている生竹 勇さんを訪問してきました

東京から車で5時間。

降り立った地は愛知県豊橋市



広大な駿河湾に圧倒されてちょっと寄り道。
男一人、砂浜でちょっと黄昏れてからいざ畑へ!


畑に着くなり目の前にそそり立つ奇妙な植物
ここから帰途につくまでテンションMAX





真横から見るとこんな感じ。




高さ1m強の大きさ。





一見すると、植物園としか思えぬ光景に圧倒されつつ、
生竹さんご夫婦にご挨拶。

ちょうど、出荷に向けた作業をされていました。


 ↑ 築地市場に並ぶマグロのようなアロエベラたち

出荷規格にそった厚み・長さになった
葉の一枚一枚をもぎ取って出荷します。


出荷直前の作業がコチラ



一本一本を丁寧に拭いていきます。

ここで、奥さんから一言




つづいては、アロエの栽培について話しをお聞きしました。

作業する姿をパチリ!




まずは土の話しから。




個人的に見慣れている関東ローム層の赤土とは違った赤土。
さらっとした粉質な感じではなく、しっとりした赤土。
乾燥しているところは、ガチガチ・ゴツゴツしていて、
小石が混ざり込んでいました。

問題として出された、ひとつまみの土。
このひとつまみの中には、なんと1億匹以上の微生物が生きています。

米ぬかを主体とした土づくりの結果が現れています。



つづいて、




と言って、分けつした小株を引っこ抜いて見せてくれました。

※分けつ=根元から枝分かれして新しい株が生まれること。
       この新しい株を切り離して植え替えることで増殖できます。

2枚目の写真で見える、過剰な支柱たちの役割にも、これで納得。

今回の訪問目的が、この分けつした小株の調達。



農家の台所 恵比寿店 銀座店 新宿店 の店内栽培設備にて
アロエの圧倒的な姿を見て頂きたく、ご協力頂きました。


この引き抜いた小株たち、このまま置いておいても
なんと一年は生きているそうで、
実際にハウスの端っこでひからびていた
小株の根元からはちょこっと根っこが出ていました。

この生命力こそが、健康食品として珍重される
由縁のひとつなのだろうと勝手に想像。


さらに驚いたのがアロエの生態

葉をもぎ取った後の茎からは、根になろうとする突起が出てきています。



下から葉をもぎ取っていくと、根元はこの写真のように恥ずかしい姿に。
さらに、重心が上にあがっていくので不安定になります。

そこで、大きく伸びてくるとこの茎の部分をバッサリと切断

根が無い状態の茎と葉を土に挿しておくと
この突起部分から根が成長してそのまま根付くのだそうです。


こうして更新していくアロエベラ。
畑の片隅には10年を超えるという株が、
他の株と全く同じ状態で植わっていました。


そして、ふと別の株に目を向けると、、、



国立ファームの取扱商品の中で、
最も正体不明とされるアイテム。

アロエベラの花穂を発見!

通称「トカゲのしっぽ」

春と秋にニョキッと生えてきます。
この花穂部分の圧倒的なインパクトと
いかにも体に良さそうな苦みは
一生に一度は体感しておく価値があります

さらに、この花穂が成長すると、、、



なんなのこれは。。。

完全に度が過ぎてしまいますが、
アロエの花

「花穂が食べられるのであれば、花も食べられるでしょ。」
という悪のりから商品化して、
少量ですがサラダバーにて提供させて頂きました。

次回の入荷は秋になるので、
気になる方は気を長くしてお待ち下さい。




長年愛情込めて育てられたアロエベラを
出荷するにあたっても生竹さんのこだわりが。



食料としてではなく、健康食品や嗜好品として利用されることがメインで
一般的な野菜とは用途が異なるため、
規格について厳しい自主規制を設定しているそうです。

このこだわりが多くの飲食店から信頼される源になっているのです。


滞在時間はほんの2時間と短い時間でしたが
未知の野菜の生態を知ることができ、とても有意義な訪問でした。


この驚きのアロエベラ、ぜひ農家の台所にて育っていく姿をご覧下さい。




商品部 松尾
| 国立ファーム&農家の台所スタッフ | 愛知県 | 18:31 | - | - | pookmark |
第120回 茨城県 とうもろこし・いちご・トマトの旅
 こんにちわ!
そうざいや立川店の、富田です。
今年の4月から新卒として入社し、初めての農場研修に行ってきました!
今回は、茨城県の農家さん3軒に伺いました。

*********************************************

1軒目は、岩井農園さん!



ともろこし味来ベビーコーンをつくってみえる農園です。
岩井農園さんのとうもろこしは、成長したら、穂(雄花)を切り落とすそうです
理由は、アブラムシが付かないようにするためです!

また、一本の株に複数付いた実を間引きしたものを
ベビーコーンとして収穫
していただいているのですが、その収穫方法が大変。
地面に近いものを採るのでしゃがみながら、
且つ木が折れやすいので、折れないように支えながら収穫
する。

それを1ハウスで600本!!
想像するだけでも腰が痛くなるなと分かりますよね(‐ω‐)



また、とうもろこしは花粉の量が激しいのです!!
よくTVで3月の花粉情報でよく見る映像並みです!!
ハウス内に居て、腕が花粉だらけになることもあるとか。
そこに受粉のためにレンタルした蜂たちが花粉を集めに寄ってくるくらい。

ものすごく手間をかけて見える岩井農園さんの愛情こもった味来。
スイートコーンとして熟したものを生で食べさせて頂きましたが、
凄く甘くてびっくり!!

↑もぎたてを生でかじる 恵比寿店 福田



沢山入荷してくる夏が待ち遠しくなりました★

***************************************
2軒目は、ストロベリーフィールズさん!



予定には無かったのですが、移動の途中で急遽伺わせて頂きました。

貴重なホワイトいちごをつくってみえる農家さんです。

赤のいちごは、白色から赤色になって収穫します。
じゃあホワイトいちごはどうやって収穫できるか見分けるの?
と思ったのは、私だけでしょうか。
実際は、実に付いている種の色で判断するそうです!
始めは緑っぽい色なのですが、成長して赤色に変わるのです。
白色の実に赤色の点々、かわいいですよね(´∀`)




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3軒目は、ファーム阿部田さん!



中玉サイズのトマト<華おとめ>をつくってる、
数少ない貴重な農家さんです。
ビニールハウスに入った瞬間この景色!!



どうですか?
凄く綺麗で、私は感動しました★!
トマトはストレスをあたえると、実の大きさは小さくなってしまうのですが、
甘度が高くなって美味しくなるのです。

ストレスを与えすぎると甘すぎる! と、クレームが来る事もあるのだとか。


酸味もあって程良く甘い、適度な甘さにこだわってみえる農家さんです!!



最後にみんなで集合写真をパチリ♪





岩井農園さん、ストロベリーフィールズさん、ファーム阿部田さん、
お忙しい中、ありがとうございました!!

::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
*今回の参加者
  恵比寿店  福田
          山岸
  新宿店    豊浦
    銀座店   岩間
  立川店    富田
  ブランド部  小金園
| 国立ファーム&農家の台所スタッフ | 茨城県 | 23:45 | - | - | pookmark |
第119回 国立ファーム 農業研修
 こんにちは!!農家の台所銀座店の佐藤です。
今回は今までの研修とは異なり、東京の複数の農家さんを訪問。

5月25日からレストランでは『東京野菜フェア』を開催予定なので
その頃にお取引できそうな野菜を先取りして見学してきました。

まず初めに訪問したのが、立川市の荒井さんです。

荒井さんは、堆肥作りに力をいれており、玉川上水に流れる落ち葉を使っています。
その堆肥は、完成するまでに3年もかかるそうです。
そのこだわりが、おいしい野菜に必要なんだと思いました。

そして、荒井さんは、なんと、黄色いトマトを栽培しています!


その名も桃太郎ゴールドです。
黄色いので、柿と思いました。



次に訪問したのが立川の茂士山さん。

茂士山さんは荒井さんとは違って、
きのこを栽培した後の培地(おがくず)を発酵させた堆肥作りに
力を入れていました。

余計な肥料分は与えずに、最初にちょこっとだけ与えて
後は野菜の力を信じて育てているそうで
それは、肥料を与えすぎると野菜がメタボになってしまうからだそうです。

そして、大きくなるタマネギの見分け方を教わりました。



二つを比べてわかるように、葉の数で決まるそうです。
葉の数が多いと玉葱も大きくなるそうで、
苗を植える時期にだいたいの結果が分かるとのことでおどろきです。



3軒目は立川の山川さんの所へ行きました。

山川さんは、野菜は鮮度が大事だということで、
夜明けごろから収穫をすることもあるそうです。

直売所での販売に力を入れていて、
ジャガイモが少なくなるこの時期を狙ってハウスで栽培していました。
直売所では他の産地から商品が来ないので、
他からはじゃがいもが入ることもなく、
ハウスで作るだけの価値があるとおっしゃっていました。



他のハウス内には、トウモロコシも。


もう、実がついていました。
6月中旬には収穫出来そうだとのこと。



最後に、東久留米市の篠宮さんの所に行きました。

篠宮さんは、多くの野菜を作ってらして、特にニンジンが豊富でした。
種類も豊富でとても


色鮮やかなので、サラダに最適だと思いました。

また、空豆も栽培してらして、生で食べさせてもらいましたが臭みがなく、
とても甘かったです。



25日からのフェア開催に向けて、
本格的な出荷が待ち遠しいです。


これらの野菜が気になった方は
是非、農家の台所へご来店下さい!!




荒井さん、茂士山さん、山川さん、篠宮さん、どうもありがとうございました!!

≪今回の参加者≫
松尾(商品部)
伊藤・芦田(恵比寿店)
四本・大庭・佐藤(銀座店)
海津(立川店)
杉山(渋谷東急本店)
| 国立ファーム&農家の台所スタッフ | 東京都 | 09:20 | - | - | pookmark |
第118回 国立BBQファーム 農場研修
こんにちは!ブランド部デザイン課の小金園です。

今回は国立BBQファームへ訪問させて頂きました!
初めての研修ということもあり、まずは農場研修の基礎を学びます。
そして今回は残念ながら写真がありません…本当に申し訳ないです


国立BBQファームを訪れてまず初めに出迎えてくれたのはヤギのハク!
もっさもっさと草を食べながら出迎えてくれました

そして国立BBQファームを管理する農夫 小野から
今後の農場研修についての基礎知識を教わりました!


【まずは身だしなみ!】
農場研修に参加するにあたって動きやすい格好と、小さなバッグは必需品です!
場合によってははさみや小さな鎌などあっても良いとのこと。
農家さんにはお借りしたものをなくしてしまったり、
壊してしまったりしないような気配りが大事
です
これからの時期は特に飲み物や帽子などが必要不可欠になってくるので
そちらも持ってくると◎

そして農業をお手伝いするときに大切なのが”勝手に畑へ入らない”こと!
大切な種が植えてあったり、間違って他の農家さんの畑へ
入ってしまったりしてしまうと大変なのできちんと許可を取ってから入りましょう。
”この作業をどこからどこまでどれだけすればいいのか”という確認も必要です。


【おつぎは農業経営について】
やはり自分たちが会社にいる以上とても重要なことです。
写真がないので余計堅苦しくなってしまうのですが、
農家さんがどれほど生産コストの削減やこだわりによって
今の経営がなりたっているのかということはとても大切なことです!





お話はここで一旦おわり、生で植えてある野菜にふれあいながら
苗の野菜当てゲームが始まりました!

植物には苗の状態から既に何科の野菜なのか分かってしまうんです

最初は細ながーい葉の苗から!
その見た目はまるで稲の葉のよう・・・

そしてヒントを聞きながら私が答えたのが「トウモロコシ」!
見事正解を頂きました
トウモロコシはお米や麦などと一緒でイネ科なんですねー

その後も何度か正解を頂き、「勘が良いじゃないか」とお褒めの言葉を頂きました!
伊達に田舎で育っていませんよ

途中途中では白菜やキャベツから出ている菜の花のような花をたべたり、
たまねぎの葉をかじったり、空豆の葉をかじったり・・・

意外とたまねぎの葉はたまねぎの味がしたり、空豆の葉も空豆のような甘めの味がしたりと新たな発見がありました


そして野菜の後は農業にはかかせない土づくり!
土作りとはなんぞや?!ということを教えて頂きました。

土にはさらさらしていたり、粘土のようにべちゃべちゃしていたり、
様々なものがありますが、農作物に適しているのはさらさらでもなく
べちゃべちゃでもなく、その中間!

水が適度に保たれる環境を作り、そこへその野菜に適した肥料や
栄養を与えていくのだとか。




その後の作業は早速「枝豆」の種まきです!
大豆ほどの大きさの種を1つの囲いに8カ所ずつ、手分けして植え、水を撒きました。


そこでひとつ驚いたのが畑のすみにある井戸。
なんと国立BBQファームには昔ながらの井戸とポンプがあるんです!
実は初めて使ったのでちょっと感激しました。
いやはや、昔の人は頭がいい!



種まきの後は畑のまわりに生えた雑草の除去をしました。
この時期になってくるとやはり元気がいい・・・
ここでのアドバイス、というより国立ファーム代表 高橋のこだわりらしいのですが、
「作業中は腰をおろさない!」というこだわりに従い、
腰をおろす事なくみんなでせっせと草をむしりました。
そして使った道具を綺麗に片付け、今日の作業は終了しました。


今回の研修を通して新たに農家さんを見る目が一段階アップすることができました!
今後の研修に活かせるよう頑張っていきたいと思います!



<今回の参加者>
農家の台所恵比寿店:岩間
たまプラーザ青果店:斉藤
物流部:小林
ブランド部デザイン課:小金園
| 国立ファーム&農家の台所スタッフ | 東京都 | 01:17 | - | - | pookmark |
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