国立ファーム&農家の台所スタッフの農家研修ノート

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第133回 レタス三兄弟の片思い

こんにちは。
二子玉川ライズ店の小野と申します。

今回農場研修でお邪魔致しましたのは
静岡県の株式会社 鈴生さん、レタス三兄弟のレタス畑にお邪魔致しました。

ご覧ください。このレタス畑を!
とてもきれいですよね。



今年の
夏も大人気だった『俺たちの枝豆』のレタス三兄弟のレタス畑です。
その美味しかった枝豆がそのまま丸ごとたい肥になった畑で育った
甘ーいレタスがこちらです!!

とても瑞々しく甘いんですよ!

研修生のみなさんと暗い早朝から収穫し、出荷されています。

これが甘く美味しいレタスの証拠です。



見えますか?この葉のボコボコ。これが甘い証拠なんです。
この葉のボコボコを増やすために、日々レタスに片思い中のレタス3兄弟。

キク科のレタスを甘くするのは、大変に難しいことです。

レタスは苦みがあって当たり前の野菜。
このレタスが甘くなった理由はあの大人気だった『俺たちの枝豆』を
たい肥に使ってからだそうだ。
ただ、なぜかは、レタス三兄弟もまだ解明できていないそうです。

とにかく、甘くて美味しいこのレタスは食べてみなくては分かりませんよ!!

自分の色に染まらない、落とせない女を追いかけているようだと話す
レタス三兄弟のこのレタスへの愛情は半端じゃありません。


美味しいは人によって違います。ただ、この子たちが何をしてほしいか、どうしたら喜んでくれるのか、こんなにもレタスへ片思いしている方々が栽培したレタスは他にはありません。

是非、一度二子玉川ライズ店に足をお運びください!
私がレタス三兄弟の美味しいレタスをご紹介いたします。



本社ブランド部 加藤
BBQファーム 小野
新宿店     富田

| 国立ファーム&農家の台所スタッフ | 静岡県 | 23:30 | - | - | pookmark |
第132回 視野を変えよ!茂士山さんに迫る!

 こんにちは!
東急ストア二子玉川ライズ店、
ヤマエリこと山口恵理がお送りします!


今回は、土作りといえばこの方。
東京都立川市 茂士山健司さんの畑に伺いました。

ごあいさつの後、
茂士山さんの第一声「あなたの出身は?」の問いに、
「静岡です」と答えるメンバー。

「静岡は、おでんが有名だよね。私はねえ、おでんの汁も自分で作るんだ」
既製品より、手作りのものがいい。そう熱く語る茂士山さん。
さっそく、茂士山さんの土作り・野菜作りの原点を見たような気がします。

「これからは、お金(価格)だけでなくて、オリジナルなものじゃないと売れないよね。」




畑からの視点のみならず、末端の消費者まで、
20年後の未来から昔と今の神保町まで。

とにかく引き出しが多い。出だしから、視野が広い方なのだと痛感しました。

 

お話を伺った後、向かったのは「吉蔵ねぎ」という、固定種のネギの畑。

1mほどの青ネギが、まっすぐに空に向かって伸びている姿は圧巻でした。





ふっくらと膨れており、見ただけで、
「やわらかそう」「おいしそう」と妄想が膨らみます。

とても、農薬や化学肥料を使っていないとは思えません。

農薬・化学肥料を使わない茂士山さんの、今のテーマ
「いかに、肥料を使わないか」なのだそうです。

「野菜には、大きくなる、という遺伝子がすでに組み込まれている。
だから、肥料なんてあげなくても、
環境さえあれば大きくなるようになっているんだ。
肥料やりすぎのメタボ野菜じゃない。」

さらに、茂士山さんが、在来のネギを選ぶ理由。

それは、おいしいから

産地で作るふつうのネギはかたい。それは、かたい方が虫に食われないし、
日持ちするからスーパーでも喜ばれる。
でも、小さなお子様も、年配の方も、柔らかいネギの方がいいんじゃないか。
食べてもらう人のために、自分がうまいと思ったものしか作らない。
形はどうでもいい。
中身、味だけ。


「食べる人」のことを考えて、茂士山さんは日々野菜を作っています。


その後向かったのは人参畑。
それがこれ。

どれが人参だか、分かるでしょうか。
細かく切れ込んでいる、濃い緑の葉が人参。
これが、ザ・茂士山ファームです。

大丈夫なの?と思った方、大丈夫なんです。
ある程度育てば、他の草にやられることはなく、
むしろ夏は温度調節をしてくれる。
太陽の光が当たるようにしておけば平気なのだとか。

実際に、草の下の部分、「ニンジン」の部分を確かめさせて頂きました。


ヒョロッとしたものが出てくるかと思いきや、予想以上にずっしり。

お味もチェックさせて頂きました。


甘ーい!

だけでなく

フルーティー!ジューシー!やわらかい!食べやすい!
土に余計なものが入っていないから、エグ味がない。


あっさり1/2本頂いてしまいました。

これが、これから二子玉川ライズ店に登場する、
「アロマレッド人参」なのであります。


でもこのみずみずしさは、土から出してすぐだからこそ。
「だから、洗った人参よりも、泥付きがいいんだ」五感を使って納得しました。

午後の作業は、玉ねぎの定植。

この小さな苗たちを、マルチの一つ一つの穴に植えていく、シンプルな作業。
細長く続くマルチ越しに、腰をかがめてやる作業は、慣れない人間にはなかなかつらい。
でも、すべてはこの地道な作業から始まるんだと、何か大きなものを感じた作業でした。

最後はおイモ掘り。
と言ってもただのイモではありません。

でかい。

とにかくでかい。

ペンと比べるとこのサイズ。

 

大きいものは、お店に持ち帰ってお客様にもびっくりして頂こうと思います。


「知識よりも、考え方の方が大事。」そう語る茂士山さん。
「農薬をまくと微生物が減り、また肥料が必要になる。バランスが崩れるんだ。
でも、肥料を与えなくても、肥料はできる。太陽の力と、微生物がいるから。」
茂士山さんは、今の栽培方法を実践する際、最初にある程度やったあと、
種屋さんに、その野菜について聞いたそう。

それも、嫌われるほど。「大根は2回、人参は3回くらい電話して聞いたかな。」

「与えられるだけではだめ。視点を変えることが大事」
コストを下げるには、自分で種取り。
いたるところに種取りするためのジャガイモが植わり、

草むらの中に種取りするためのブロッコリーがにょきっと伸びていました。

ふつう3粒ずつまく大根の種、茂士山さんは1粒ずつ。

それでも、地面から顔を出している、太くて白い大根の肌。。
「根を張らせることが大事。上よりも下。肥料をやらない方が根を張る。」

視点を変えてみること、疑問を持つこと、試行錯誤して実践していくこと。
前に進み続ける姿に、自分たちももっと前に進まなければ、
と、背中を押された一日でした。


最後も、ここ立川市のことから米軍基地の中身等々教えて頂き、
茂士山さんの引き出しの多さを実感して、お別れしました。


茂士山さん、ありがとうございました。
アロマレッド人参、楽しみにしております!!

| 国立ファーム&農家の台所スタッフ | 東京都 | 18:37 | - | - | pookmark |
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