国立ファーム&農家の台所スタッフの農家研修ノート

スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

| スポンサードリンク | - | | - | - | pookmark |
第140回 深夜2時半収穫!活〆枝豆のヒミツを探りに新潟へ!
こんにちは!商品部の大崎です。 

いよいよ8月!夏本番!といえば、枝豆(とビール)がおいしい季節ですね♪
毎年、農家の台所では、非常にハイレベルな枝豆バトルが繰り広げられていますが、
中でも人気なのが新潟伊藤幹夫さんが作る、活〆枝豆です。

どうしてそんな名前なのか?それはこの後お話するとして・・・
リピーター続出の活〆枝豆の人気の秘密を探ってきました! 

午前2時半。
まだ辺りは真っ暗な中、
トラクターのライトとヘッドライトを頼りに収穫作業開始です!

ちなみに、他に枝豆やとうもろこしなど朝採り野菜を育てている人も周りにはいますが、
こんな時間から起きて作業しているのは伊藤さんだけ!

 

伊藤さん、奥さん、おばあちゃん、息子さんの4人総出で枝豆を次々に収穫していきます。
この日は、前日までの雨続きで土がぬかるみ、粘って機械では抜けないので、
手の方が早いと判断、手でひとつひとつ、株ごと収穫していました。

さて、「私も手伝います!」と仲間に入ったものの・・・全然抜けません!

そ、そんなはずは・・・!おばあちゃんだってすいすいやっているのに・・・



実は、ちょうど1ヶ月ほど前、東京の農家さんの畑で収穫体験イベントを開催した際にも、
枝豆を株ごと収穫したのですが、そのときは小さな子どもだって引っこ抜けるくらい、
楽々だったのです。


それが、土の違いでこんなにも抜けないなんて!

伊藤さんの畑は、粘土質で、しかも元々は川だったところなので、肥沃な大地
根が張りやすく農業には適していますが、そのせいでよけいに根っこに土がからんで
抜けにくくなっていたのです。

↓カッパと長靴もご覧の通りのどろどろです。



ある程度収穫できたら、まとめて積み上げていきます。
引っこ抜いて、まとめて、運んで、往復して・・・
夜中の3時、今年は朝晩の涼しい夏ですが、みんな汗だくです。





かごがいっぱいになったら、今度はトラックに積み上げていきます。
この日は、かご3杯分でトラック1台分を収穫しました。

3時20分、家に向けて出発。畑には1時間もいませんでした。
こんな時間に畑に出ている人は周りにいないので、
昔は泥棒に間違われてしまったこともあるそう!
誰にも知られずに早々と仕事を片付ける様は、まさに大泥棒のようです。




家に着いたら、今度は莢もぎ機で枝と莢を分けていきます。
伊藤さんが向きを揃えて枝豆を機械に通すと、赤い服を着た奥さんの方へ、
莢だけになった枝豆がバラバラと流れてきます。



ばらばらばらー



もう一方の出口からは、莢をもがれた枝が出てきます。
実はこの枝に、機械では取りきれなかったけど
商品としての規格を満たした枝豆がまだくっついているので、
これをひとつひとつ手でもいでいきます



このとき、莢もぎ機がかなりうるさい音を立てているので、
誰も何もしゃべりません。
ただひたすら、もくもくと、莢をもいでいきます。

私は、秘かに鼻歌を歌っていましたが、たぶん誰にもばれていないはず。

↓上から見るとこの構図。



さて、バラバラになった莢はどうなっているか?というと、
隣の作業場で洗っています。

ここで、活け〆枝豆たる所以が明らかに!

伊藤さんは、魚を〆るように、
枝豆を氷水で洗うことで新鮮さを閉じ込めているのです。



↑ これが枝豆を洗う機械。後ろに見えているのは製氷機です。



製氷機で昨晩から仕込んでおいた氷を取り出します。
でも、これではすぐに氷が溶けてしまうので、
さらに、マイナス40度で凍らせた寸胴鍋が登場します。



カッチカチ!触るとあやうく指がくっつくところでした。



どーん!!氷を投入!この氷水を循環させて、枝豆を洗います。

「ここまでくるのに何年もかかったんだよー」と伊藤さん。
おかげで、常温に戻っても旨味が凝縮されたおいしい枝豆をお客様に届けられます。

次は、洗い終わった枝豆を選別していきます。
機械で流れてくる枝豆を瞬時にA品とB品に分けていきます。
変色していたり、傷があったり、虫に食べられているものははじき、
A品はそのままベルトを流れていき、先にあるかごにたまっていく仕組みです。



これは目が慣れないと、初めは全然スピードについていけません。

あ、あれー今の大丈夫だったかな…とか、
未練がましく流れていく枝豆を眺めている暇はありません。

どんどん流れてきます。
写真を見ると、農家さんの手は速いので、ぶれていますが、
私たちの手はほとんど動いていませんね・・・^^;


まず、第一段階の選別は、4人がかりで行います。
この後、さらにもう一度、選別をして、
B品が混じっていないかチェック
します。

↓ 選別の大ベテラン、おばあちゃん。



次は、選別した枝豆を袋詰めしていきます。



これは、慣れれば速いものです。
選別のプロ・おばあちゃんも
「おっつかねぇわ」というほどのスピード
を後半には叩き出しました。

それもそのはず、我々二人は元々、八百屋にいました。
袋詰めなら毎日やっていましたからね。
現場での経験が生きて、伊藤さん達に喜んでもらえて良かった!



この日、自分たちで収穫・選別・袋詰めした枝豆
弊社物流センターへ出荷されました!


予定していた作業時間は、11時くらいまでということでしたが、
「皆さんのおかげで早く終わりました!」と、
9時前には一旦の作業終了。



伊藤さんの枝豆は、10月まで品種を変えながら続きます

11月には、昨年リピーター続出で大人気だった里芋
出荷を控えています!

里芋畑をバックに最後に伊藤さんと写真を撮って、今回の研修は終了です。

最後に・・・
農家の台所WEBSHOPで
伊藤さんの活〆枝豆を販売しています!

もちろん、産地直送です。
ご注文は、こちらから↓

【送料無料】だだちゃ豆を超えた!『活〆枝豆』1kg(産地直送)だだちゃ豆を超える枝豆現る!

| 国立ファーム&農家の台所スタッフ | 新潟県 | 19:12 | - | - | pookmark |
農家の台所 WEB SHOPにて販売中
CALENDAR
S M T W T F S
    123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031
<< August 2013 >>
国立ファームグループ
最近の記事5件
訪問先エリア
アーカイブ
農家の台所 WEB SHOPにて販売中
ブログリンク
モバイル
qrcode
プロフィール
SPONSORED LINKS