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こんにちは。ブランド部の石田です。
初レポートです♪
11月21日、横浜の神奈川区の有田農園に訪問してきました!
恥ずかしながら、神奈川区と聞いてピンと来なかったのですが、
横浜の都市エリアなんですね。
そんなところに畑が?
イメージが沸かないまま、有田農園へ向かい出発しました。
有田農園は、高台にあります。
農園に向かうにつれ、どんどん緑が増えていきます。
道中も、木々の間から開けた景色が広がり、とても気持ちの良い場所でした。
有田農園に到着すると、お家からさらに急勾配の道を抜けて畑に向かいます。
この坂道が、「木のトンネル」のようで、とても素敵なんです!
そして、「木のトンネル」を抜けると、この景色!!!!!
澄み切った空に、青々とした畑が広がります。
思わず、「気持ちいい〜」と深呼吸。
遠くには、富士山。そして、ランドマークタワーが!
本当に横浜なんだなあと実感しました。
そしてこのきれいな畑。
きれいなんです、本当。
隅々まで、きれいに並んでいるキャベツ、ブロッコリー、カリフラワーなどを見ていると、
「全てに手が行き届いている」有田さんの丁寧なお仕事ぶりが伺えます。
こちらが、そんな丁寧なお仕事をされている農家の有田さんです。
有田さんちの野菜は、「野菜のポルシェ」というブランドで販売されています。
「ボルシェ」並のクオリティだというプライドと、
そのプライドを胸に農作業をするという気持ちの現れなのだそう。
「この名前、友達には笑われるんだよねえ」と照れくさそうに笑っていました。
その、プライドが、この畑にも現れているんですね。
お土産にといただいたカリフラワーも、真っ白で美しく、
ずっしりと身が詰まっていて、とても美味しそうです。
今日はそのこだわりのひとつの「堆肥」を見せていただくことに。
私の背より高く積まれた堆肥!
この堆肥、もとは横浜の養鶏場や、牧場から譲っていただいている鶏糞、牛糞とのこと。
また、その養鶏場のにわとりも、牧場の牛も、どんな餌を食べているかをしっかり管理をしているので、安心して、堆肥に使うことができます。
(品質の悪い餌を使用していると、糞に生育に良くない成分や雑草の種などが混じり、
良い品質の堆肥が作れず、結果、野菜にも影響を及ぼし兼ねません。)
また、面白いのが、牧場の牛たちの餌に、地元のビール醸造から出たビールかすを使用しているということ。
その牛小屋を掃除した時にでる牛糞やふすまがまとめて、農園に運ばれ、堆肥のもととなるのです。
ビール酒造→牧場→農園 と、横浜内でサイクルをしているんですね。面白い!
そんな有機物をこまめにひっくり返し、たくさん空気を含んだ堆肥は、とっても良質。
触ってみると、ぽかぽかと温かく、ふかふかで気持ちがいいです。
思わず、腕を堆肥の山に突っ込みたくなりましたが、
おっと・・・これは堆肥でした(笑)
ふかふかしているのは、堆肥をこまめに混ぜ込んでいるので、しっかり空気を含んでいるから。混ぜ込む作業は、手間がかかりますが、有田さんは、月に1回のスパンでこの作業を行っています。
「トラクターで作業するから楽しいんだよ。それに寒くなってくると、この作業は温かいからいいんだ。」と有田さん。
有田さんが、ガバっと堆肥の山を堀り起こしました。
モクモクモク・・・
立ち上る湯気!すごい!砂風呂みたい!
掘った先には、白い放線菌が見えます。
湯気も、放線菌も、しっかりと発酵が進んでいる証拠なのだそうです。
良い堆肥を作るのは、手間と時間がかかりますが、
おいしい野菜作りは欠かせない大切な行程です。
しかし、良い堆肥も「使えば良い」という訳ではないようです。
野菜としっかり会話をして、必要なときにはやり、
必要ではないときにはやらない。
また、いつも同じ堆肥ではなく、少しずつ内容を変えているのだとか。
「野菜もお腹いっぱいだったら、ご飯はいらないし、
ごはんもいつも同じ味だと飽きちゃうでしょ?」
という有田さんの言葉に、野菜への愛情を感じました。
そんな手間ひまをかけた、有田さんの野菜は、
味に深みがあり、野菜のうま味が引き立っています。
そして有田さんのもう一つのこだわりの農業機械を紹介していただきました。
トラクターは、ピカピカに磨かれ、自家用車と一緒のガレージで大切そうに置かれていました。
また軽トラは、プレートやタイヤのホイールがピカピカ!
このトラクターも軽トラも大切にされていることが一目稜線。
今でも、トラクターのデッキはカセットで販売されているそうですが、
有田さんは、自ら改造をして、全てのトラクターのデッキをCD使用に変え、
スピーカーを搭載したそうです。
それもこれも、大好きな永ちゃんの音楽を聞くため!
トラック運転手時代は大声で歌いながら、仕事をしていたり、
着メロは新曲だったり、12月にライブに行ったりと、
筋金入りの永ちゃんファン。
こんな景色のいい畑で、大好きな音楽を聞きながら、農作業。
土にも、堆肥にも、トラクターにも愛情が溢れた有田さんの
こだわりの野菜たちは、「野菜のポルシェ」として、
二子玉川ライズ東急ストア内農家の台所コーナーにて販売しています。
12月からは、カリフラワーも登場する予定です。
お楽しみに!
どうでもよいかと思いますが、私、高知の出身でして、寒いのが大の苦手でございます。
そんな私が、寒さを我慢してでもどうしても訪ねたかった場所!
それが・・・青森です。
冬の定番!庶民のテーブルフルーツといえば、りんご、ですよね。
りんごといえば、青森、ですよね!
今回は、青森の三戸で、「薬石りんご」を育てている留目昌明さんを訪ねました!
さて、なぜ「薬石りんご」という名前なのか?は後ほど説明するとして、留目さんのご紹介をします。
留目さんは、3町ものりんご畑を管理しながら、実は兼業農家!
治療師としてのお仕事もされており、地域では「百姓先生」と呼ばれているそうです。
こちらが留目さんです。
八戸にある治療院から40分ほど車を走らせたところに、留目さんのりんご畑はあります。
さっそく、園地を案内していただきました。
定番のふじや紅玉から、黄色いりんごや品種不明のものまで様々!
太い樹もあれば、まだ若く細い樹もありました。
これは樹齢20年以上のりんごの樹です。
細い樹も若干ひょろりとはしていますが、実をたくさんつけています。
留目さん曰く、太く大きい樹の方が味が良いそうです。
干ばつや雨など天候の影響を受けにくく、一定の味を保つことができるのだそうです。
地面は、土が見えているところがほとんどないくらい、クローバーがびっしり生えていました。
これは草生栽培といわれ、微生物が活発に活動し、健康な土作りにつながります。
留目さんは、お父さんから引き継いで以、来30年間、化学肥料は一切使わず、
農薬も極力減らしてりんごを育てています。
歩きながら「これ食べてみて」と、留目さんがりんごをもいで渡してくれました。
こちらは、ちょっとかじっただけでもう蜜が見えてしまうほど、際まで蜜がぎっしり詰まったりんご。
思わず「あまーい!おいしーい!!」と叫んでしまいました。
でも、留目さんのりんごは、ただ甘いだけではないんです。
「奥深い味がする」とよくお客様から言われる、毎日食べても飽きない美味しさです。
あれ?なんだかぼこぼこしているりんごを発見!
表面がいびつに波打っているのがわかるでしょうか?
中には、こんなにとんがっているものまで!
どうしてこうなるのかというと・・・
りんごはバラ科だということをご存知でしょうか?
留目さんがりんご畑に撒いている「あるもの」の影響で、
本来のバラ科としての本能が呼びさまされ、トゲに近いものが出てきているのでは?
というのが留目さんの推測です。
見た目はあまり良くないですが、実は、ぼこぼこしているりんごの方が味が良いそうです!
留目さんが畑に撒いている「あるもの」とは一体・・・
畑の土に、そのヒントがありました。
・・・わからないですよね(笑)
私たちも、土を見るだけではよくわからなかったので、現物を見せていただきました!
ジャーン!
「あるもの」の正体とは、花崗岩の粉末です!
この中には、3種類くらいの花崗岩の粉末がブレンドされています。
地球は元々、岩の塊だったという考えから、土にミネラルを補うため、花崗岩の粉末を撒き始めたのだそうです。
すると、驚くほどりんごの味が良くなったそうです。
昔の化粧品は石や岩の粉末からできていたんだよ、お肌にも良いよーと留目さんに言われ、
手に粉末をつけて揉み込んだ後、水で洗うと・・・
すべっすべ!!
そういえば、花崗岩って、温泉の成分でも聞いたことありますよね。
そして、この花崗岩の粉末を使っていることに、「薬石りんご」の由来もありました。
「薬石」とは、鉱物性の薬という意味ですが、ミネラルをたっぷり含んだりんごは、
「薬石」と同じくらい健康に良い!といわれていることから、この名がついたのです。
箱にもばっちり、「薬石りんご」のロゴ入りでお届けしますよ!
農家の台所WEBSHOPで、紅玉・ジョナゴールド・ふじを産地直送で販売しています。
ご注文はこちらから↓
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留目さん、寒い中ありがとうございました!!