国立ファーム&農家の台所スタッフの農家研修ノート

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第147回 パプリカ農家TEDYさんのハウスで、驚きの収穫体験!

さて、次回の阿部田さんの農園訪問に引き続き、

ブランド部石田がブログを書いていきますよ!
 

〜前回からの流れ〜

3月18日、国立ファームと農家の台所メンバーで、

茨城の阿部田さんとTEDYさんの農園へお邪魔して来ました!

今回の一番の目的は、
篤農家ランキング2位と3位に入賞されたお二方に、
賞状の授与をさせていただくことです!

トマト農家の阿部田さんの農園へ訪問。
無事表彰と、農園見学をしてまいりました。


そして次に訪れたのは、水戸のTEDYさんの農園。

ずらーっと並んだハウスは圧巻です。

圧巻なのは、ハウス内のパプリカも同様!


すごいですよね。

一列一列、パプリカの株が、並んでいます。

株には、赤、黄色、オレンジの艶やかなパプリカが。

造り物のようにピカピカです。

今収穫できるパプリカは寒暖差があり、日差しの強い2月に育ったもの。
この季節のパプリカが
1番美味しいそうです。

見た目にも瑞々しいことがわかります。

そんなTEDYさんは、篤農家ランキング第3位!
おめでとうございます。

パプリカは作るのが難しく、

TEDYさん曰く、わがままお嬢様のよう」だとか。

暑さ寒さにも弱く

朝、パプリカに結露がついて、暖かくなって蒸発するような環境が続くと、表面はザラザラになってしまったりするそうです。

実際に仕分けの作業をさせていただきましたが、ザラザラした部分があるとB級品になってしまいます。

(でも、TEDYさんのところでは、実に結露を付きづらくする企業秘密があるそうなんです。)

そんなTEDYさんのハウスも、大雪の影響を受けたそうです。
ハウスに積もった雪が固まり、溶け出したころに、
氷山のような雪の固まりがビニールハウスを突き抜けて落ちてきたそうです。
幸い怪我をする人や、作物への直接の影響はなかったとのことでした。

しかし、今年の冬は、晴れの日が少なかったので、
雪よりもその点について苦労をしたのだとか。

確かに、気持ちのいい晴れの日って少なかった気がしますね。


私は仕分けから先に体験させてもらいました。
肌がザラザラしているものはB級品、ナイフの傷があるものは加工品…
そして肌も形もきれいなものをA級品…と、ひとつひとつ
手に取り判別していきます。

そして機械を通って、サイズ別に箱に入れられていきます。



仕分けのポイントは「無心で行うこと。」
スタッフの方に教えていただきました。

スタッフの方オススメのパプリカの食べ方は、酢漬け、そしてナムルだそうです。

オレンジ色が甘みが1番強いのでお好みなんだとか。


そして、収穫体験!
収穫はこの荷台に乗って移動をしながら行います。



ボタン操作で、前後に進み、上下の高さ調節もできるんです。


台車に乗ってみると改めて背の高ーいパプリカの株にびっくり!
高さは3mほどにもなるそうです。
こんなに背が高いから、荷台に乗って、高さを調節
しながらでないと収穫が出来ない
んですね。




まるでアトラクションみたい!

パプリカの森をズンズン進んで行きます。



パプリカは、刃物を付け根の部分に押し当てて、半分切れ目が入ったら、ポキっと折って収穫します。

刃物がパプリカを傷つけては、

売り物にならないので、慎重に行います。


それがなかなか難しく、、、

丁寧すぎると進まないので、

コツを掴むまでに時間がかかりました。

TEDYさんのハウスでも、

データ管理を徹底させています。

パプリカ栽培が盛んなオランダで学んだシステマチックな農法をベースにしています。

「15年もやっているが、まだまだ新参者だと思ってる。」

とおっしゃっていました。



そんなTEDYさんの新しい試み!
農園内にカフェと直売スペースを、作っています。
ゆくゆくは、近隣の方に、美味しいパプリカを味わってほしい!
とおっしゃっていました。

カフェスペースは、手作りられた家具と、
パプリカの絵画が可愛く、落ち着けるスペースとなっていました。
 

オープンが待ち遠しいですね!

そして最後に、、、

3色のパプリカをお土産にいただいちゃいました!

さっそく酢漬けにして、食べ比べしてみたいと思います。

ぜひ、みなさんも引き続き、
TEDYさんのパプリカを、よろしくお願いします!

| 国立ファーム&農家の台所スタッフ | 茨城県 | 13:10 | - | - | pookmark |
第146回 トマトの宝石箱や!加藤芳郎さんのカラフルトマト畑
トマトといえば赤! …ではありません!

、しましま…などなど。
とってもなのです。

そんなカラフルトマトに情熱を注ぐ、愛知県の加藤芳郎さんの畑を訪問してきました!
本日はブランド部の加藤がレポートします。



コチラが加藤さん。(右)
水耕栽培で、何色ものトマトを育てています。
まだ日本では赤以外のトマトを知っている人が殆どいなかった10年以上も前から、
カラフルトマトを作り続けているお方。
また、カラフルだけでなく、ぎゅ〜っと甘みを凝縮したフルーツトマトも育てていて
権威ある賞を受賞したこともある、トマトのベテランなのです。

とても優しく穏やかな話し方をされるので、
トマトもこんなに優しく育ててもらっているから美味しくなるのかもしれない、
と思ってしまいます。



そしてコチラがトマト!
ぱりっと張りがあってピンととがったヘタが可愛いヤッタv
これらはほんの一部で、他にも様々な色のトマトを育てているそうです。

ハウスの中を見て回っていると… ちょっと面白いトマトを発見!
仕事柄、かなりいろいろな色のトマトを見てきた私ですが…
こんなの初めて見ましたエリザベス


ツヤッツヤで真っ黒! 巨峰!?
これまで見たことのある黒トマトとはちょっと違う感じ。
海外から入ってきた珍しい品種で、“青いトマト”と呼ばれているそうです。

「青っていうから、どんなもんかと思って育ててみたけど。
 まだ味が良くないから、商品にはならないね〜。」

好奇心いっぱいの加藤さんの挑戦はまだまだ続くようです。


加藤さんのトマトはカラフルなだけではなく、
もちろん味にもこだわって育てられています。

美味しく作るポイントは、なんといっても、
温度や肥料の管理をきちんとしていることだそう。

窒素分を少なめにして大きく育てすぎず、
糖度の高いトマトに育てます。

それにしてもきれいなハウス…
加藤さんのきちんとした性格が現れていますね。

これはミツバチの巣
ココからミツバチが出て行って
トマトのはちみつを集めながら、受粉をしてくれます。

人の手でホルモン剤などを使って受粉させる方法もありますが、
やっぱりミツバチが受粉してくれた方が
良い実になる
そうです。


そしてこの大きな機械は、二酸化炭素発生装置
大きな音を立て、大量の二酸化炭素を送りだしています。

筒の先から吹き出されるものすごい熱風に吹かれながら
必死にこの写真を撮っているのですが、
写真で伝えきれないのが残念です。
後ろの二人が余裕そうだからですかね。
後ろには風は出ません。

光合成に必要な二酸化炭素の濃度を
高くしてあげる
ことで、
成長をよくするのだそうです。

他にも、高糖度のフルーツトマトを育てるために、海洋深層水を使うなど、
いろいろな工夫を重ねて、味の良いトマトを育てているんだそうです。
(海洋深層水はカラフルトマトには使っていません。)




加藤さんがカラフルトマトを育て始めてきっかけは、
トマト栽培の先生がオランダに行った際に、
カラフルなトマトの3色セットを持ち帰ってきてくれたことだそう。
これは面白い!と思い、早速栽培を始めました。

しかし、当時は珍しすぎて、受け入れられませんでした。
それでも加藤さんは、品種や栽培を変えるなど
試行錯誤を繰り返し、カラフルなトマトを作り続けました。
味の良いものが作れるようになり、
赤以外のトマトの可愛さを楽しむ人が増え始め、
だんだん認められるようになっていったそうです。

今では、カラフルトマトの先駆者として、
加藤さんのハウスには見学や取材がひっきりなしに訪れるのだとか。


「見た目のカラフルさももちろんだけど、ウチのトマトは味がウリ。
 色だけでなく、それぞれの味の違いも楽しんでほしい。」


そう話す加藤さんからは、美味しくて色鮮やかなトマトたちへの
熱い想いがひしひしと伝わってきました。

きっとこれからも、トマトの新しい魅力を伝えていってくれることでしょう。


加藤さん、ありがとうございました!
2013年2月17日
 
| 国立ファーム&農家の台所スタッフ | 愛知県 | 10:35 | - | - | pookmark |
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